こんにちは、はえおーです。
今回は我が家のカメを紹介したいと思います。
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「すいか」です。
この子は「ミドリガメ」の愛称で親しまれているカメです。
正式名称は「ミシシッピアカミミガメ」ですかね。
皆さん一度は耳にした事はあるであろう、有名なカメですよね。
カメ=緑色を想像させるのは、恐らくこのカメの影響が大きいと思いますw
昔はお祭りなんかでよく見かけたポピュラーなカメでしたが、最近は諸事情からか、あまり見かけなくなったような気がします。
もしかすると今の子供世代からすると、ある意味珍しかったりするかもしれないですね。
この「アカミミガメ」ですが、名前が示す通り元々はアメリカ南西部に生息しています。
非常に丈夫で飼育しやすく、食性は広い雑食性でわりと何でも食べちゃいます。
その飼育のお手軽さと、ベビー時の見た目の可愛さで広く人気のあったカメです。
しかし、
① 成長するにつれて大型化する事
② それに伴い凶暴化する事
などを理由に手に余った飼い主が次々と遺棄してしまい、持ち前の丈夫さから帰化したアカミミガメが日本の生態系を破壊した事で社会現象にまで発展させてしまったカメでもあります。
ちょっと自身の勉強の為にも、日本国内でのアカミミガメの現状を整理してみました。
面白味に欠ける話かもしれませんが、少しばかりお付き合い下さい。<(_ _)>ペコリ
まず調べてみた所、現在(2020年4月時点)このカメは”生態系被害防止外来種リスト”という中の「緊急対策外来種」という区分に指定されているようです。
(※以前は”要注意外来生物”に区分されてましたが、廃止され上記に変更されたようです)
まだこの段階ではペットとしての飼養は制限されていないとの事。
(※2023年6月1日より正式な規制が掛かる事が決定しました)
しかし以前から”特定外来生物”にアカミミガメを区分する・しないの話題が挙がっています。
この”特定外来生物”に仲間入りしてしまうと、
・規制後に新たにペット目的での飼養は禁止
・規制前からペットとして飼養していた場合、6ヶ月以内に申請提出→許可が下りれば飼育可
という飼育制限が掛かる事になります。
制限に関して言えば、今はまだ一歩手前で踏み止まっている状況みたいですね。
(※2023年6月1日より、”条件付特定外来生物”に指定される事になりました。
詳しくは下記事を参照下さい。)
規制の経緯を考えると爬虫類飼育者として非常に複雑な心境になりますが、ある意味で爬虫類飼育の大変さと初心を忘れさせない爬虫類の1匹だと思っています。
正直な話、アカミミガメは自分の中で飼育する気ありませんでした。
水棲傾向の強い生物は水質を常に安定させなきゃいけないんで管理が大変だからです。
特にアカミミガメは水をかなり汚す上に、でかくなるんで最終的に大きめなケージも用意しなきゃダメです。
ケージ置き場所問題・大量水換え問題を抱えたくなかった訳で。
じゃなんで飼ってんの??
って話なんですが、実は「すいか」は以前勤めていた会社から引き取った個体なんです。
その時には既に立派に成長しており、甲長25㎝位に達してました。
ばかでっけーアカミミガメだな・・・。
と思った記憶が鮮明に残ってます。
聞くと取引先のある施設の池に居たそうなんですが、その池の所々陸地にある植木鉢を持ち前の体躯とパゥワァーで次々ひっくり返し破壊していたそうで。
そこで困った責任者の方が
手に余るから引き取ってくれません?
と会社にもちかけてこられたそうで止む無く引き取った、という経緯だったそうです。
しかし会社としてもこんな巨大なカメを満足させるだけのスペースは確保できず、色々善処していたものの、やはり手に余っていたようでして。
中々日光浴もさせてあげれずにいる状況を見た時に非常に悩みました。
なんかかわいそうだな・・・。でも、さすがにこれは・・・(汗
そんな時、ふいに子供の頃飼っていたミドリガメを思い出しました。
可愛がっていたのですが、不十分な飼育設備と子供特有の飽きっぽさから満足に世話をせずに、最終的に死なせてしまったカメでした。。。
その瞬間なぜか謎の使命感に駆られ、また周囲の後押しに巧く嵌められ、
やぁーーーっって!ぁやるぜいぃぃっ!!!!!
と、飼育を決意したのでした。
とりあえず日光浴不足で甲羅が脱皮不全を起こしまくってたので、出来る限り日光浴+室内では紫外線照射を重点的に行いました。
また左目が生まれつき?白内障のようになっていたそうで、どうしようか悩んだのですが今の所は命に関わるような危険は無さそうだったのでそのまま様子を見る事に。
しばらくすると日光浴のかいあってか、甲羅の部分部分がぽろぽろ剥がれるように脱皮し始めましたので一安心といった所です。
まだ全体が脱皮したわけでは無いですが、なんとか良い方向に向かってくれています。
”爬虫類飼育”は楽だけではないという事を忘れん為にも、責任もって飼育していきます。
紹介記事なのに、少し暗い感じになってしまい申し訳ありませんでした。m(_ _)m
以上、我が家の「すいか」でした!
では、またw
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