【カラスヘビ(シマヘビ)は飼いやすい?】ベビーから飼育した自分が答えます

ハンドリング中のカラスヘビ カラスヘビ

こんにちは、はえおーです。

 

我が家の「黒い暴君」こと、”カラスヘビ”の「もずく」が今年の9月をもって2歳になります。

 

 

このヘビは日本では良く知られる所謂”シマヘビ”で、その中でも色彩変異により全体が黒く染まったものを”カラスヘビ”と呼びます

 

代表的な日本固有種のヘビでありつつ、その黒いフォルムという見た目のかっこよさと渋さから一部の間で人気の高いヘビとなっています。

 

しかし元来”シマヘビ”という種は、すぐ威嚇したり噛みつこうとするなど、気性が荒い事で有名なヘビでもあります。

 

今回はそんな美しくも癖のある”カラスヘビ”は「飼いやすいヘビなのか?」、また「初心者でも扱いやすいか?」など自身の経験則から解説してみたいと思います。

 

”漆黒のヘビ”に興味ある方、はたまた”日本固有種”が好きな方など、ぜひ見ていって下さいね!

 


 

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カラスヘビ(シマヘビ・メラニスティック)

 

まず初めに”シマヘビ”自体よく分からん!って方はぜひ下記の記事もご覧下さい。

簡単な本種の説明と、私が飼育している”カラスヘビ”を紹介している記事になります。

 

 

それでは自身の経験の元、解説していきたいと思います。

 

(生体には個体差がある為、本解説が必ずしも同種のヘビ全てに当てはまるとは限りません。予めご理解された上でご覧頂きますようお願い致します)

 

飼いやすいヘビ?

 

飼育自体は難しくないけれど、飼い易いとも言えないヘビだと思います。

 

まず、飼育が難しくないと思う理由は以下の3点です。

 

① 大型にならない。
② 餌食いが良い。
③ 国有種なので日本の環境に適合している。

 

”シマヘビ”は成長しても腕の中で十分ハンドリング出来る程度の大きさです。

ペットスネークとしては丁度良い大きさと言えます。

 

また基本的に餌食いが良好なヘビなので、拒食で悩む事が少ないのもペットスネークとして優れている点だと思います。

 

そして何より国有種の利点として、日本の気候や温度に適合している事です

 

基本的にはケージ内の環境は一定に保たれていますが、梅雨時の湿度や夏季・冬季の気温変化の影響は多少なりとも出てきてしまう時があります。

そういったわずかな環境変化があっても、ある程度適合してくれて体調を大きく崩さないのは大きなポイントだと思いました。

 

 

ではなぜ飼い易いと言えないか

 

理由は次の通りです。

 

① 警戒心が強い。
② 動きが素早い。
③ 偏食になりやすい。
④ 大食いで餌代が掛かる。

 

それぞれ簡単に解説していきたいと思います。

 

※顔部分がブレてしまいました・・・。

 

 

 警戒心が強い

 

シマヘビは一般的に気性が荒いと言われますが、個人的には”荒い”というよりも”警戒心が強い”イメージです。

その強い警戒心ゆえ、荒いと言われる所以の威嚇行動に繋がっているのではないかと思います。

同様に人馴れするまで根気の掛かるヘビだとも言えます。

 

 

 動きが素早い

 

かなり早いです

 

ハンドリングするとよく分かるのですが、他のヘビに比べて体が柔らかく柔軟で、非常に俊敏に動きます

木登り得意な”アオダイショウ”のように”側稜”が発達してないので、ハンドリングしているとその速さと体表の滑らかさでついつい落としてしまいそうになります。

万が一逃げられた場合、再度捕まえるのに相当な労力を使うと思います。
(最悪逃げ切られるかも・・・)

そのくらい早いので扱いに注意が必要です。

 

 

 偏食になりやすい

 

ヘビ=ネズミを食べるイメージがありますが、このヘビに関していえば”マウス”よりも”ヤモリ”や”カエル”を好むようです。

その影響からか飼育下でもマウスを好んで食べようとせずに、他の餌に浮気する個体が居るようです。

私の飼育している”カラスヘビ”も、マウスに餌付いた後でもたびたびマウスを拒否して”ヤモリ”や”ウズラ”を欲しがり苦労しています。

このヘビを飼育する際は、マウス一辺倒では将来飼育出来なくなる可能性がある事を念頭に置かなければなりません。

 

 

 大食いで餌代が掛かる

 

ヘビの中には餌として、哺乳類よりも爬虫類や両生類を好んで食べる種類がいます。

そういう種類のヘビは足りない栄養を量で補おうとする為か、大食いである事が多いようです。

シマヘビは食性が示すよう、まさにそういった種類のヘビに該当するようで非常に大食いです。

 

結果、他のヘビに比べて餌代が高くつく時があります。

 

またその旺盛な食欲に影響されてか、空腹時は餌と間違えて動くものであれば見境なく食らいついてきたりするので要注意だったりします。

 

※最近はマウスも問題無く食べてくれています。

 


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では次に初心者にも扱いやすいか?答えたいと思います。

 

 

初心者にも扱える?

 

扱えると思いますが、個人的におすすめしません

 

おすすめ出来ない一番の理由は、先ほど説明したようにとにかく素早いからです。

飼い主側がヘビの扱いにある程度慣れてないと、持った際に誤って逃げられてしまいかねません。

そこに加えて持ち前の気性と警戒心が+される事を考えると、初めての方には中々に扱いづらいヘビに感じると思います。

 

もしヘビに慣れない段階で飼育に挑戦するのであれば、何かの際に誤って逃げられないよう細心の注意を払った方が良いです。

 

ハンドリング中もじっとする事は少なく、ひっきりなしに動き回ります。また急に加速したりするので要注意です。

 


 

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まとめ

 

以上が”カラスヘビ(シマヘビ・メラニスティク)”をベビーから今まで飼育してきた自身の経験からの感想になります。

 

真っ黒いその渋さに魅力を感じずにいられないヘビですが、扱いに慣れるまで注意が必要ですので、その辺も踏まえた上で飼育を検討されて下さい。

 

ちなみに黒ヘビには本種とは別に有名な種のヘビが存在します

 

メキシカンブラックキングスネーク(通称メキブラ)と呼ばれるヘビです。

 

※「メキブラ」のベビー画像

 

正直カラスヘビよりも黒ヘビとして圧倒的に知名度が高いヘビです。

 

メタリックで輝くような漆黒のボディをしており、ほぼ全身真っ黒に染まっている事で非常に人気のあるヘビになります。

カラスヘビ同様に餌食いは非常に良く、腹が減っていると飼い主の指にも餌と間違えて飛び付いて来る、などの逸話で有名なヘビです。

気性に関しては言えば、シマヘビに言われるような気性の荒さは無い様で、荒いというより貪欲おバカなどと表現されているようです。

 

黒いヘビが気になる方はこの”メキシカンブラックキングスネーク”も是非検討してみて下さいね!

 

 

最後に余談ですが、”カラスヘビ”と呼ばれる”シマヘビ”の黒化個体は産地によってその黒さに違いがあるようで、中でも伊豆大島産の”カラスヘビ”は前述の”メキブラ”同様全身が真っ黒に染まる個体が多いそうです。

 

黒にこだわりが強い方はぜひ産地にこだわって探してみて下さいw

 

ハンドリング中のカラスヘビ

※私の飼育しているカラスヘビは顎下が白く、一部成長に伴い黒色の部分が色落ち?してきちゃいました^^;

 

また、当記事を読んで”カラスヘビ”に興味を持った・または元々持ちあわせている方は私が飼育しているカラスヘビ「もずく」の様子も記事にしてますので、良ければそちらも覗いてみて下さい♪

 

以上、”カラスヘビ”をベビーから今まで飼育してみた感想でした!

では、またw

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