デュビア繁殖のすすめ【効率良くデュビアを殖やすには】

繁殖したデュビア デュビア

こんにちは、はえおーです。

 

デュビアの飼育を始め約1年程経ちました。

餌用として繁殖メインに飼育していますが、嬉しい事にどんどん増えてます

 

正確な数字は調べていませんが、成虫が約20,000匹程、それ以外の幼体含めれば全部で60,000匹以上になるかと思います。

 

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手探りで始めたデュビア繁殖でしたが、最近はどことなく繁殖のコツのようなものを掴んできたように感じます。

 

そこで今回効率よくデュビアを殖やす為にどうすればいいか自分なりに分かってきた事を書いてみます。

 

あくまで個人的な経験則ですが、興味ある方はぜひ読んでいって下さいね!

 

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効率よく繁殖させるには

 

重要なのは以下の4点です。

 

餌量
ケージ内温度
生体の過密度
雄雌の比率

 

繁殖に重要な点としてよく指摘されてる事ですね。

 

そこを今回は自分なりに少し深掘りして、順に解説してみたいと思います。

 

餌量

 

デュビアの成長と繁殖を早めるには、ケージ内全てのデュビアに行き渡る餌量をしっかり与える事です。

健康な個体はかなり餌を食べます。

”質”も大切ですが、まずはしっかりを与える事が重要です。

 

そして目安量を知る為に若干多い位の量を与えていきます。

それで次の日に少し残餌があるくらいが丁度良い量です。

 

逆に次の日に綺麗さっぱり餌が食べ尽くされていたら、餌不足の可能性があります。

 

※多少の残餌が見受けられる餌皿

 

またデュビアには嗜好性があります

 

いつも同一の餌ばかりだと残餌が目立ってくるので、毎日の餌に多少変化をつけて与えるのが良いです。

デュビアは基本何でも食べますが、草食傾向が非常に強く肉系はあまり食べません。
※以前マウスを与えてみた事がありますが、食いは悪かったです。

 

その中で特に嗜好性が高い食べ物は以下の物でした。

 

・かぼちゃ
・ニンジン
・水分多めの果物全般
・ラビットフード
・昆虫用ゼリー

 

こういった餌と併せて、他の葉野菜なんかもデュビアが飽きないよう与える事です。

 

また、ラビットフードを与える際には水でふやかして与えた方が抜群に食いつきが良くなります。

 

※ふやかして団子状になったラビットフード。この日は麦茶パックの中身と合わせてます。

 

そこに、”麦茶の出がらし””黒砂糖””ウズラフード”などをその時々に少量混ぜたりして変化をつけてあげると嗜好性が落ちなくなります。

特にラビットフードに水分を含ませるのは、デュビアの水分補給も兼ねるのでオススメします。

 

デュビアは基本的に共食いを好んではしませんが、餌が不足したり過密が過ぎると脱皮中・もしくは脱皮直後の個体や、弱った個体から食べられる事が多くなってきます共食いを防ぐ為にも、しっかり餌を与えるようにした方がいいです。

 


 

ケージ内温度

 

デュビアが活発に行動を行う温度は25℃~28℃の間位です。

 

ケージ内の温度を上記温度帯に合わせておけば、夜中などケージ内が暗くなってくると成虫は繁殖行動を始めます。

なので基本的にこの温度帯を常時維持する事が重要になってきます。

 

温度が24℃以下になると活動が鈍くなり、20℃以下まで下回ると餌食いもかなり落ちて行きます。逆に30℃を超える温度になってくるとデュビア(特にオス)が暴れるような異常行動を起こし始めます。

 

ちなみによくシェルターとして使用される”卵パック”は保温効果があります。

湿気を吸いやすく傷むのが難点ですが、重ねて使用することでシェルター内部で温度差が生じるので、デュビア自身が移動する事によって体温調節しやすくなるという利点があります。

 

また”パネルヒーター”を使用すれば場所によってさらに温度差が生まれてくるので、この2つは相性が良い組み合わせだと思います。

(※その際はケージ下部全体をパネルヒーターの上に置かず、ケージ半分をパネルヒーターの上へ置くようにしてケージ内部で温度差が生じるようにして下さい)

 


 

生体の過密度

 

繁殖を促進させるなら”過密気味”に飼育するとオスメスの出会いが多くなって、より繁殖するようになります。

また、極端にケージの大きさに対して少ない数で飼育すると、デュビアの食いが悪くなったり調子を落とす事があります。

 

少ないよりも多めに飼育した方が結果的に良い方向に向かうようです

 

ただし、あまり過密飼育にすると以下のようなデメリットも出てきます。

 

① 餌が全体に行き渡りずらい。
② 共食いが起きやすい。
③ メスが卵鞘を落としやすい。
④ 重くなるのでケージに不具合が生じやすい。

 

特に餌が全体に行き渡り辛くなるのは、デュビア達自身の成長の妨げにもなるので注意が必要です。

 

共食いも①の影響で空腹・水不足な個体が出てくる為か、頻繁に起こるようになります。

 

は過密な分、ケージ内での行動スペースが限られてしまい、メスの卵鞘が他の個体などにぶつかって落ちてしまう事があります。

また落ちてしまった卵鞘からはもう子供は生まれません。これも要注意です。

 

④に関しては別記事で解説してるので、詳しくはこちらをご参照下さい。

 

参考までに自分の場合ですが、W280×D430×H200(内寸)のケージに大体成虫900~1000匹位にしてます。

このサイズのケージで1000匹を大きく超えてくると、上記のデメリットが起きやすくなるからです。

 

基本的には適度な過密飼育を目指すと良いと思います。

 

【追記:2022/1/25】別記事にて過密飼育のメリット・デメリット掲載中しました。

※自身の経験則から本項目よりもさらに深掘りした内容です。気になる方は是非ご覧下さい。

 

※過密の影響で共食い被害にあった個体。まだ生きてます。。。


 

雄雌の比率

 

”雄雌の比率”ですが、一般的にオスの数≦メスの数と言われてます。

これは単純に産卵するメスの数が多ければ多いほど子供も増えるからです。

 

ただ、個人的にはオス4:メス6”前後位が丁度良いと思います。

 

それは、あまりにもメスの比率を高くすると、もし思いがけずオスが死んでしまった時に繁殖が成り立たなくなるからです。

 

デュビアの寿命はオスが約1年・メスが約2年程と言われていて、個体差はありますがオスの方が短命です。

そしてメスは交尾後に産卵するまで約2~3ヶ月掛かるので、極端にオスの比率が少ないと複数回目(3~4回目)の交尾の時には、ほとんどメスしか残っていないという状況が起こり得ます。

 

また、以前自分が飼育していた時に交尾を複数回重ねたであろう雄デュビアの半分以上が短命に終わった事がありました。

たまたま”オス2:メス8”位の比率になったコロニーがあり、メスが多い分だけ子供も多く産まれましたが、オスが他のコロニーに比べて早めに死んでしまいました。

 

しっかりとした検証をした訳では無く、単なる個体差やたまたまの偶然かもしれないので何とも言えませんが、そんな事があったりもしたので私は極端な比率は避けるようにしています。

 

 

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まとめ

 

以上がデュビア飼育経験を経て、効率良く繁殖する為に分かった事でした。

まだまだ半人前ですが、これからもデュビアの繁殖を探求していきます。

また新たな情報・発見があり次第、皆さんにご報告したいと思います!

 

それでは最後にもう一度おさらいだけしておきますね

 

 デュビアを効率良く繁殖する方法

コロニー全体にしっかり行き渡る餌量を与える。

② ケージ内温度を25℃~28℃で維持する。

適度な過密状態で飼育する。

”オス4:メス6”前後の比率にする。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました!

では、またw

 

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