こんにちは、はえおーです。
つい先日、今後の冷え込む時期に備えてレオパの”はるく”と、シマヘビの”しまちゃん”のケージを新調しました。
”はるく”はSNSを通じて知り合った方より格安で譲って頂いた”パンテオン4535”にお引越し^^
そして”しまちゃん”は歴代飼いヘビ達(うどん&もずく)の城、”グラステラリウム6045”へ(^p^)
どちらも以前のケージよりも広くなり、これからの成長を考えると「丁度良いかなw」なんて考えていましたが、ある一つ問題が。
グラステラリウムの方には既に上部ヒーターの暖突が取り付けてあったので問題無いのですが、パンテオンは今回初めて使用する事もあってまだ上部ヒーターが未設置です。
グラステラ3030には暖突Sが付いてるものの、取り外すのが面倒だったので「新しい暖突買うかぁー…」なんて思いながら”上部ヒーター”を検索してみるとそこに見慣れない商品がありました。
暖突と同じくケージ上部に設置するタイプのヒーター”ヒーティングトップ”です。
取り扱いメーカーはグラステラリウムを手掛ける”GEX”から販売されてました。
また評価や口コミを見てみると、”暖突よりも保温効果が高い”とか”使い方が簡単”などなど、全体的に評判が高いようです。
暖突と比べてどっちが良いんだ?…ちょっと試しに買ってみるか…?そんで使用感なんかをブログに書いてみるのもアリかも…!?
はいっ!!
というわけで、今回は”GEX ヒーティングトップ”を実際に使用してみて、その使い勝手や感じた事などを記事にてご紹介したいと思います!
冬季の寒さ対策や、新たな上部ヒーターにご興味がある方はぜひ参考にしてみて下さい♪
GEX ヒーティングトップとは
まず改めてこの商品のご説明をしたいと思います。
先にも申し上げましたが、この”ヒーティングトップ”(以下「HT」と略)は”GEX”から販売されておりケージ上部に設置するタイプの所謂”上部ヒーター”になります。
今までは上部ヒーターといえば”みどり商会”より販売されている”暖突”が一般的でしたが、同商品が販売された事により上部ヒーターの選択肢が広がったと言えます。
サイズは2021/10月現在では”S”と”M”の二種類のみ。
- Sサイズ=”幅約15.5㎝×奥行10㎝”
- Mサイズ=”幅約25.6㎝×奥行16㎝”
上記のように”S”はかなり小型で、”M”もそこまで大きくはないです。
そして今回私が購入したのはMサイズの方になります。
”暖突”と比較した場合、HT(S)は暖突Sよりも一回り小さく、HT(M)は暖突Mと同じ位になります。(※暖突Mの方が若干5㎝程奥行があります)
また”グラステラリウム”で使用する場合、奥行45サイズのケージなら表紙写真のように丁度Mサイズがぴったり乗り、それ以下のケージサイズではSサイズが合うように出来てるようです。
ちなみにパンテオン4535ではMサイズが蓋網全体の3/2程の大きさで丁度良い感じでした。
そしてサイズでは”暖突”のほうが全体的に若干大きいものの、消費W数は”HT”の方が高めです。
暖突Sが消費13W、暖突Mが消費32Wに対して、HT(S)が消費16W、HT(M)は40Wとなっています。
”保温効果が高い”と言われるのは消費W数が高めだからなのかもしれないですね。
ヒーティングトップのメリット
まだ使用して日は浅いですが、ある程度の使い勝手は実感する事が出来ました。
その上でこの商品ならでは利点を自分目線ではありますが挙げていきたいと思います。
また、既存の上部ヒーター”暖突”と比べる形になりますがご容赦下さい<(_ _)>
取付けが簡単
この商品の一番のメリットだと思います。
”暖突”は取り付けるのに上蓋のメッシュ部分にネジを通してケージ内部に取り付けます。
難しい作業では無いですが、ケージによってはメッシュ網目部分をネジが通るように押し広げなければいけなかったりとそれなり手間が掛かります。
また冒頭で少し触れましたが、一度取り付ければ別ケージで使いまわす際にそれを取り外す手間が増えるのも面倒だったりします。
しかし”HT”であれば、ただ上蓋上部に乗せるだけで設置が済みます。
取付作業などの手間が無いので、ケージの立ち上げも早く終わらせられます。
自分のような面倒臭がりな性分な人や、不器用で作業に自信が持てない人には非常に大きな利点だと感じました。
サイズと比べ保温効果が高い
商品説明のとこにも書きましたが、消費W数が高いのもあって保温能力が高めです。
- Sサイズ=幅約15.5㎝×奥行10㎝ 消費16W
- Mサイズ=幅約25.6㎝×奥行16㎝ 消費40W
”暖突”と比較すると、HT(M)とほぼ同サイズの暖突Mが消費32Wですので8W高い事になります。
実際通電中に手をかざしてみると、”暖突”よりも気持ち強い熱が出てる感じがあります。
また、通電終了後も放熱がすぐ収まるのではなく、割とゆっくり収まっていく感じです。
値段が安め
販売店舗にもよりますが、”暖突”と比較すると総じて安めに販売されているようです。
おおよそですが同サイズ帯の”暖突”と比べて¥700~1,000程度安いようです。
比較用にリンクを貼っておきますので気になる方は確認してみて下さい。
保温器具は総じて値段お高めなものが多いですが、その中でわずかでも費用を抑えられるのは嬉しいとこですね。
ヒーティングトップのデメリット
では次は反対に、”HT”に感じるデメリットを挙げてみたいと思います。
デメリットといっても普通に使用する上ではそれほど大きな問題ではないもので、こうあって欲しいという願望なども含めて書き出してみました。
外部サーモスタットが必須
この商品は温度を自動制御するような機能はありません。
なのでこれ単品で使用する事は出来ず、別売りの外部サーモスタットが必須となります。
その為サーモスタットが手元にない場合はこの商品の他にサーモスタットも買う必要があります。
一方の”暖突”には温度の過剰な上昇を防ぐ機能が本体に付いており、単品での使用も出来ない事はありません。
(※暖突と外部サーモスタット関係の件につきましては、下記記事にて検証及び詳細が書いてあります)
メーカーもサーモスタットとの併用を推奨しているようです。
ケージタイプを選ぶ
保温性の高い”HT”ですが、本体そのものもかなりの熱を持つようで特に裏側の放熱部分は非常に熱くなります。
放熱部分は直に触れないよう樹脂加工されてますが、万一触れたら火傷する熱さです。
取扱説明書にも”本体に物が触れないように”とそれ関連の注意事項がかなり記載されており、また爬虫類専用ケージのみで使用可との記載がありました。
安全性の面から、上蓋が金属製のメッシュ状ではないケージ(レプタイルボックスや昆虫ケース等)で使用するのは止めた方が良さそうです。
取り扱いサイズが少ない
これはデメリットというのとは少し違うのですが、現在(2021/10月)販売されているサイズは先にご紹介したSサイズとMサイズのみです。
いくら保温効果が高いと言っても、最大のMサイズ使用でしっかりとした保温を期待できるのはせいぜい60㎝ケージ位までが限界だと思います。
それ以上のケージを保温管理するには、さすがにこの商品だけでは保温力不足になるでしょう。
【追記:2024/3/3】2024/2/14に新商品として”Mサイズ”よりもさらに大きい”Lサイズ”が販売されました。
こちらのサイズが販売された事で、現在は90㎝以上のケージにも対応可能です。
(※ Lサイズ=約幅40.0×奥行16.0×高さ2.8cm・”定格消費電力”約55W)→詳しい情報はこちら
90㎝以上のサイズを上部ヒーターで保温したいのであれば、やはり”Lサイズ”や”ロング”、さらには”特大サイズ”の取り扱いある”暖突”シリーズを使用する事になると思います。
”HT”シリーズに適したケージサイズは比較的小型のケージに限られるのではないでしょうか。
以上が今回「GEX ヒーティングトップ」を実際使用してみた感想になります。
メリット・デメリットとして色々書きましたが、総じて使いやすい良い商品だと思います。
個人的にはやはり設置使用が簡単に出来るのはすごく嬉しい点です。
惜しむらくはやはりサイズが2種類しか無い事でしょうか。
大型ケージでも使用できるようなサイズが今後販売される事を期待したいですね^^;
小型のケージにはおすすめ出来る上部ヒーターだと思いますので、宜しければご検討下さいね♪
読んで下さった方の参考に少しでもなれば幸いです!
では、また!
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