【保温用上部型ヒーター】コトブキ工芸の「ヒュドラヒート」を試してみました!

爬虫類情報

こんにちは、はえおーです。

 

今年に入ってからというもの、何かと慌ただしい日々が続きましてブログ更新が出来ておりませんでした…。<(_”_;)> スミマセヌ…

その為前回から結構な時間が経ってしまいましたが、今回も新たな保温器具のレビュー記事を書いていきたいと思います!

 

今回ご紹介するのはコチラ!

 

 

コトブキ工芸より発売されている「ヒュドラヒート 26W」です

 

 

みどり商会「暖突」シリーズとGEX「ヒーティングトップ」シリーズに続く、上部設置型ヒーターになります。

今現在国内で販売されている主な上部ヒーターは、この商品と上記2点を含めた3商品になるのではないでしょうか。

これまで「暖突」と「ヒーティングトップ」を使用した事はありましたが、この「ヒュドラヒート」を使った事はありませんでした。

故障等に備え予備として最近お気に入りの”ヒーティングトップシリーズ”を購入する予定だったのですが、どうせならまだ使用した事の無いこちらの商品も試してみようと思った次第です。

 

購入してみて他の上部ヒーターとの違いなんかも分かったのでこの度記事にさせて頂きました。

この上部ヒーターに興味のある人は是非見ていって下さいね!

 

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ヒュドラヒートの特徴とは

 

この商品の特徴・メリットについてなのですが、一言で言うとズバリ色んな箇所に設置が可能という1点に尽きるかなと思います。

商品箱前面にも大きく記載されていますが、ヒュドラヒートは上部ヒーターでありながら様々な箇所に設置可能となっております。

 

 

同じ上部ヒーターである暖突やヒーティングトップは取扱説明書にも記載されておりますが、原則ケージ上部に設置して使用する事とされています。

しかしこの商品は上部の他、ケージ側面やケージ底面(※底面設置時は別売り商品との併用が条件)にも設置可能な仕様になっています。

また上部設置の際もケージ内・外に対応しているので、手軽に設置出来る外側か放熱効果を高める内側かを選択する事が出来ます。

飼育ゲージや生体に合わせて柔軟に使用出来る汎用性の高さは、他の上部ヒーターには無い「ヒュドラヒート」の大きな魅力と言えるでしょう。

 

はえおー
はえおー

以前、温室仕様に改良する為断熱材で囲んだメタルラック下部に”暖突”を底面使用するお話を聞いた事がありましたが、ヒュドラヒートのようにメーカーが底面使用を推奨してくれていると安全面的にも安心感がありますね!

 

そしてこの「ヒュドラヒート」も”ヒーティングトップ”同様、サーモスタットを使用する事を推奨していますので、安心してサーモスタットと併用出来ます。

 

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ヒュドラヒートの注意点

 

次にヒュドラヒート使用時の注意点や個人的に使い辛いと感じた部分を挙げてみます。

主に感じたデメリットは次の2点です。

 

  1. サイズに対して保温効果が低め
  2. 設置個所がケージの仕様に左右される

 

まず①についてですが、これは他社製品と比べた場合の話になります。

 

今回購入した「ヒュドラヒート 26W」のサイズは約”W22.5×D20.5×H2㎝”です。

これは大体「暖突 M(約25.4×20.4×2.1cm)」と「ヒーティングトップ M(約25.6×16.0×2.8cm)」とほぼ同等サイズです。

しかし「ヒュドラヒート」が26Wであるのに対して、「暖突M=32W」・「ヒーティングトップM=40W」となっており、後者とは10W以上の差が出ています。

事実各上部ヒーターの商品外箱裏面に記載されている温度目安表を見てみると、設置位置より下部10㎝部分の温度目安が「暖突M=約29.9℃」・「ヒーティングトップM=約30.4℃」に対して、「ヒュドラヒート26W」はその半分の下部5㎝部分でも約26.5℃と、およそ4℃程度の差が生じています。

 

※左から順に「ヒュドラヒート26W」「暖突M」「ヒーティングトップM」裏面記載画像

 

この事からケージタイプにもよりますが、特に高さのあるケージでの運用は保温力不足になる可能性が高いと言えそうです。

 

次に②についてです。

 

これはケージ上部外側に設置、つまりケージ天面に直置きする場合なのですが、主にGEX製の”グラステラリウム”シリーズで使用する場合注意が必要になります。

グラステラリウムの天板部分は金網メッシュ部分を、梁のような支柱で十字に固定しています。

それに対してヒュドラヒートは奥行が広く作られている為、グラステラリウムの規格サイズによっては天板の梁部分が邪魔をしてしまい直接金網部分に置く事が不可能となっています。

 

※横幅が広い為、横置きだと金網メッシュ部分からはみ出してしまう。一応縦置きにする事で梁部分に両サイドを載せる事は出来たが、天面との間に隙間が生じる事から効率良く熱がケージ内部に届かずに保温効率が落ちてしまう。

この場合上部で使用するにはケージ内部での取り付けに限定されてしまうので要注意です。

 

またゲージ底面に設置する場合は同社より販売されている爬虫類ケージ「ヒュドラケージ」のみで運用可能である事と、別売りの「ヒートコントロール HC-200」という商品と併用する事を必須項目としています。

(※ケージ内部での使用は温度過上昇による生体への負担、及び火災発生の危険性がある事から外部での使用のみとなっています)

 

その為前述したような自作温室に利用する場合等はともかく、普通の飼育ケージにて底面運用するのには限定的な条件下でのみ使用可能となりますのでこちらも注意が必要です。

 

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ヒュドラヒートの個人的所感

 

以上が今回初めて「ヒュドラヒート」を購入してみて感じた特徴・注意点になります。

多彩な設置が可能な分、発熱力が抑えられていたりと運用に工夫が必要な部分があるようです。

 

あくまで個人的な感想を言うならば、上部式ヒーターという認識よりかは様々な箇所に取付・設置可能な薄型ヒーターという印象でしょうか。

高さの必要な樹上性の強い生体なんかにはケージ中間部辺りへ側面設置してホットスポットをレイアウトしてみたり、自作温室の底面部分に設置して温室全体を暖めたりと、限定的な場面や補助的な部分で活躍しそうな商品かなと思いました。

勿論ケージサイズによってはそのまま上部ヒーターとしての運用も可能ですので、飼育する生体や使用するケージサイズに合わせて上手く活用していきたいとこですね。

 

※ワット数が低い分、発熱プレート部分の温度も低め(約65℃)の為、金網以外の自作した天面なんかにも運用出来そうです。

 

以上、「コトブキ工芸のヒュドラヒートを試してみた」記事でした!

個人の感想記事となりますが、少しでもご参考になれば何よりです。

 

では、また!

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