こんにちは、はえおーです。
以前にデュビア用自作ケージ使用上の注意点のお話をさせてもらいました。
※本記事は上の記事の続きになるので、まだ見てない方はぜひお読み下さい♪
今回はその時に挙げた注意点を踏まえて、改善できるかどうか試してみた事をご報告したいと思います。
”少しでも気になる方”や”前回の記事を読まれた方”はぜひ参考にしてみて下さいね!
自作ケージの注意点について
初めに簡単なおさらいをしておきます。
自作ケージの注意すべき事
② 底網を収納ケースへしっかり接着させるのが難しい。
上記2点が前回注意点として挙げたポイントになります。
産まれた直後などの小さいサイズのデュビアが底網を通り抜け、糞が溜まる下部へ落ちてしまう事。
そして底網をしっかり接着するのが収納ケースの材質的に厳しいという事でした。
しかし利便性に優れた自作ケージだからこそ、さらなる利便性を追及したいです。
それでは改善に向けて試した事をご紹介したいと思います。
少しでも参考になればありがたいです。
ではまず、子デュビアが網目をすり抜けてしまう事について考えてみます。
網目をデュビアのサイズに合わせる
産まれてくる子デュビアのサイズを調整する事は出来ないので、やはり網目の大きさを変更するしかなさそうです。
当然の事ですが、デュビアのサイズによって糞の大きさも変わってきますよね。
ベビーの糞は砂粒サイズなので、今より網目が細かくても落ちていくのではないかと。
つまり、
・網目を通り抜けるチビサイズ ⇒ 底網も細かいベビー仕様ケース
・それより成長した他のサイズ ⇒ 現状の底網ケース
というようにケージを2種類用意して別々に飼育すれば、産まれた最初だけは抜けられてしまう機会があるものの、その後チビデュビアが底網を抜ける事はなくなります。
あとは底網を通過出来ない程に成長した子デュビアから、順々に既存ケージに戻していけば良いわけです。
現在使用しているネットの網目が3mmなので、それよりも細かいネットを用意できれば実現できそうです。
では、ベビー仕様に適している底網はあるのかどうか?
基本的に”安価で簡単に手に入るネット”を中心に探してみました。
トリカルネット
鉢底ネットとして売られているネットの事を「トリカルネット」と呼びます。
この「トリカルネット」ですが、園芸以外にも様々な事に利用されており、網目のサイズもそれに合わせるように色々サイズが揃ってます。
調べたところ、3mm以下の網目サイズは1.8mmサイズがあるようです。
が、
この1.8mmサイズは私の地域では取り扱っている店舗がありませんでした。。。
通販であれば手に入るのですが、基本「ロール売り」になる上に、「切り売り」だとしても手に入れるには非常にお金が掛かるようでして。
網目サイズ的に一番適してると思うのですが、上記理由により検討を断念しました。
網戸用ネット
虫の侵入を防ぐ”網戸用ネット”です。
丈夫で割と安価に売られており、ホームセンターですぐに手に入れる事が出来ます。
これを底網として試してみたのですが、、、
ちょっと難点がありました。
それは「網目が細かすぎて少し大きめの糞やゴミが落ちない」事です。
元々蚊や小バエの侵入を防ぐ目的で作られている為、網目もかなり細かいです。
ほとんどの網戸用ネットは1mm以下で作られているようでした。
産まれて間もないデュビアの糞なら問題無さそうでしたが、少し成長したデュビアの糞やちょっとした食べカスなんかも落ちないのは気になる所でした。
滑り止めシート
マットずれを防ぐ為に床に敷く”滑り止めシート”です。
100円ショップなんかでよく見かけるものです。
これって種類にもよりますが、よく見てみると網目状になっているものがあります。
100円ショップの”ダイソー”の滑り止めシートをよくよくみて見ると、
おおっ・・!
どうやら3mm以下の網目?ぽくなっていますね。
これならどうかと試してみました。
結果として、どうやらかなり小さい個体はたまに抜けるみたいですが、ほとんどのチビデュビアは通り抜ける事がありませんでした。
滑り止めの為か、子デュビアが通り抜けようとしてもシートの抵抗が強いようで通り抜ける事自体が困難みたいです。
また、一番大きな網目が約2mm程度なので糞やちょっとした食べカスなどはそれなり下部へ落ちていました。
今回試作してみたのは以上です。
他に適してそうな網状のものが見つけられず、今回は”網戸用ネット”と”滑り止めシート”の2点のお試しとなりました。
個人的に気に入ったのは”滑り止めシート”ですね。
安い・丈夫・抜けずらい、と三拍子揃っていて加工もしやすかったからです。
今後2点とも使用してみて気づいた事やメリット・デメリットがあれば、また改めて報告したいと思います
本当は産まれた段階で通り抜けられずに糞やゴミだけ落ちるような仕掛けが出来れば一番だったんですが、そこまでには至りませんでした。<(_ _;)>ゴメンナサイ・・・
次に収納ケースへの接着が難しい事について考えます。
PP・PE接着可能な接着剤を使用する
一般的な接着材では接着が難しいPPとPEですが、実は”難接着材”専用の接着剤という物があります。
上記のような専用接着材です。
しかしホームセンターで販売されている専用の接着剤は量が少ない上に値段が高い為、コスパにちょっと問題があります。
あくまで「安く・お手軽に」解決したいので、こちらの接着剤を試してみました。
それぞれ100ショップで売っているPP・PE用接着剤です。
容量もそれなり多く、なにより100円なので非常にコスパに優れています。
順に紹介しますね。
GPクリヤー
色々な100円ショップで販売されている接着材です。
これは”ダイソー”で買った物ですが、他の100円ショップでも販売されてました。
広く100円ショップ向けの商品として開発されてるものなのかな?
大きく「ポリプロピレンが接着できる」と記載されているのが印象的です。
内容量は20mlです。
【ダイソー】プラスチック用接着剤
こちらは”ダイソー”オリジナルの専用接着剤です。
表面に表記はありませんが、裏面にPP・PE接着可の説明欄があります。
上記”GPクリヤー”と比べると、25mlと内容量が若干多いですね。
【キャンドゥ】プラスチック用ボンド
こちらは”キャンドゥ”オリジナルの専用接着剤です。
これのパッケージを撮影するのを忘れていました。すみません。。。
しかし、この接着剤も”ダイソー”のオリジナル接着剤と同様に裏面にPP・PE接着可の説明欄がありました。
内容量もダイソー品と同じ25mlです。
それぞれの接着剤に差はある?
さて、今回わざわざ3種類の接着剤を用意したのは、本当にPP・PEを接着出来るのか確かめる為です。
というのも100円ショップの接着剤はPP・PE接着可と謳っていながらすぐに剥がれてしまう、なんて話を聞いたからです。
なので今回ちょっとした実験をしてみました。
上記のようにそれぞれ接着剤を使用して、1日乾かしたあとに一番しっかりと接着されてるのはどの製品か確かめてみました。
その結果、
・・・どれも剥がれちゃいました。。。( ˆ꒳ˆ; )
でもこれは、結構力を入れて剥がしたのであって、全く接着してなかったという訳ではなかったです。
デュビアケージ内の重さ程度なら、しっかり接着剤を塗って接着すれば剥がれない位の接着力だと感じました。
また接着力に関してそれほど大きな差は感じませんでしたが、あえて順位を付けるのであれば、
1位=GPクリヤー
2位=”キャンドゥ”プラスチック用ボンド
3位=”ダイソー”プラスチック用接着剤
(※所感ですが、もっと深堀りして言えば1位≧2位>3位でした)
という感じですかね。
接着剤を使用する時のポイント
最後に、PP・PE専用接着剤を使用する時のポイントを紹介します。
要点は次の2つです。
② ネット側にも接着剤をしっかり塗布する。
簡単に説明しますね。
接着剤塗布したらオープンタイム経過後に接着する。
”オープンタイム”とは接着効果を高める為に、接着剤を塗った後すぐに接着しないでそのままにしておく待ち時間の事です。
この待ち時間経過後に材料を接着させます。
これは製品の裏面にも記載されている事で、おおむね5~10分程度のようです。
これをしないと、製品の接着力が弱まってしまうので注意して下さい。
ネット側にも接着剤をしっかり塗布する。
必ず収納ケース側だけでなく、貼り合わせるネット側にもしっかり接着剤を塗布して下さい。
ネットは網目がある為、全体の接着面積が少なくなりがちです。
この少ない面積に満遍なくしっかり接着剤を塗らないと剥がれやすくなります。
またトリカルネットは表面が平らでは無い為、必ず裏面の平らな面を接着するようにして下さい。
以上が今回デュビア自作ケージで試してみた事になります。
完全な解決策にはまだまだな結果でしたが、今後も引き続き解決策を模索していきたいですね。
また進展があれば、改めてご報告させて頂きたいと思います。
これから自作ケージを作成する方の参考に少しでもなっていれば嬉しい限りです♪
それでは皆さん、共に良きデュビアライフを!
では、またw
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