こんにちは。はえおーです。
周りに「ヘビ(爬虫類)飼育してるよー」というと、様々な反応があって面白かったりするのですが、その時によく聞かれるのが
ヘビって懐(なつ)くの??
という質問。
これ、意外と質問される事多くてみんな気になるのかなー。とか思ったりします。
爬虫類を飼育するか迷ってる方にもこれ気になってる方は居るのではないでしょうか?
これについては良く言われている言葉があります。
爬虫類は、”懐く事は無いが慣れる”
どういう意味かピンとこない方も多いですよね。
今回はそんな疑問に、自分目線ではありますが答えてみたいと思います。
そもそも懐くとは?慣れるとの違いは?
まず「懐く」ってどういう状態を言うんでしょうか?多くの方が想像されるのが、
・呼ぶと自分の所へ来てくれる
・自らスキンシップを求めてくる
・飼い主と他人を判別する
等々、人によって解釈の違いはあれど大体の方はこんなイメージじゃないでしょうか?
長年飼育しているペットの犬や猫がするような行動ですね。
では次に「慣れる」とはどういう状態でしょうか?
ちょっと分かりづらいですよね。
これ分かりやすく言うと、人間や飼育されてる状況に慣れてくるって意味なんです。
例えば、
・眼前を人が通っても驚かなくなる
・触られても嫌がらなくなる
・餌をもらうタイミングを覚えて寄ってくる
等々、人間や状況に対して過敏な反応(威嚇したり逃げ回ったり)をしなくなったり、餌を貰える時の状況を覚える(水槽の扉をあける=餌を貰えると認識)って事なんです。
どうでしょう?
今までペットを飼育した経験が無い方にはまだ分かりづらいかもしれませんね。
そこでペットを基準にした時の、おおまかな私なりの解釈を書きたいと思います。
「懐いている」
「慣れている」
上記のように個人的には思っています。
爬虫類は懐かない。でも慣れてくれる。
正直な話、私は飼育しているヘビが懐いていると感じた事はありません。
名前を呼んで来る事も無ければ(ヘビは聴覚が無いので当たり前ですが)、自らスキンシップを求めてくる事もありません。
他の爬虫類飼育者のyoutube動画や爬虫類ショップの生体を見ても同様に見えます。
やはり私も基本的に爬虫類は懐く事は無いと思います。
そもそも爬虫類という生物は集団生活をせずに生まれてすぐ単独で行動します。
私たち人間や犬、猫のような哺乳類はある程度成長するまで守ってくれる「親」という存在がありますが、彼らにはそのようなものは基本的に存在しません。
危険な外敵や厳しい自然環境をいきなり一人で生き抜く事になるのです。
その為、他の生物と触れる機会というのは捕食するか・されるか、といった命の危険に関わるような状況がほとんどです。
だから彼らは触れ合うという行動を本能的に嫌ったり避けたりします。
そういう意味では爬虫類が懐かないのは当たり前と言えるかと思います。
しかし、爬虫類が”慣れてくれる”のは間違い無いです。
初めは警戒・威嚇して暴れていた生体でも、しっかり飼育すれば徐々におとなしくマイペースになる事がほとんどです。
ウチで飼育している子達も個体差はありますが、嬉しい事にすごく慣れてくれました。
私を見ると、「おっ、ご飯か?」と言わんばかりに近づいてきます。しかしお目当てとは違うと分かると否や、ぷいっと興味無さそうにそっぽ向く。
手で持とうとすると「なんだ!?なんだ!?」と困惑しますが、持ってしまえば「しょーがねぇなぁ・・・」とばかりに腕の中に収まってくれる。
それだけでも愛しく感じますw
人それぞれでしょうが、私にはある意味懐いてくれてるような感覚にさえなります。
だってご飯だと思って寄ってくるのなんかは、まるで懐いているように錯覚してしまいませんか?w
ちなみに一部のリクガメやイグアナなどはまるで懐いていると言えるような行動を取る個体が居るそうです。(名前を覚えたり、飼い主の判断が出来たりするとか・・・)
真相は分かりませんが、どうしても懐いて欲しい!って方は考慮してみてもいいかもしれませんね。
私もいつか飼育してみて体感したい一人です。
ただし、イグアナや一部の種類のリクガメは非常に大型になります。
しっかり最後まで飼いきる自信が無ければ絶対に手を出すべきではありません。
最後に
「爬虫類は懐く事は無いが慣れる」という感覚、なんとなくわかって貰えたでしょうか?
個人的に懐く・慣れるにそれほど大きな差は無いと思っています。
これについては飼育者の考え方・感じ方次第ではないでしょうか。
自分は頭では理解していますが、慣れる=懐くと勝手に脳内変換して楽しんでいますw
マイペースに過ごす爬虫類とのペットライフ、魅力的ですよw
では、またw
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