こんにちは、はえおーです。
先日我が家のシマヘビ”シマじろう”のケージを覗いた所、暖突のコードをよじ登ってる様子が見えました。
シマヘビは立体活動をしないという認識でしたが、案外そうでもないようで。
殺風景なケージ内も味気無く感じていた所で、折角だから”うどん”のケージの様に立体活動の足場になれる”登り木”を入れる事にしました。
元々メンテナンス重視の人工的なレイアウトですが、木枝が入るだけでも雰囲気が変わります。
温度勾配の役目も果たしますし、一石二鳥なアイテムといえます。
あとはシマじろうが気に入ってくれれば嬉しいですねw
さて、そんな便利な”登り木”ですが、実はこんな噂話があります。
それは、”ヘビは登り木を入れると気性が荒くなる”というもの。
実は以前”うどん”のケージにコルクブランチを入れた際に、とある知り合いから「せっかく穏やかな性格してるのに荒くなっちゃうんじゃない?」と言われた事がありました。
ヘビ飼育に於いて、登り木をレイアウトすると性格が変化したりするんでしょうか?
また他にも、”シェルターを入れると慣れなくなる”なんて話も聞きます。
性格とは意味合いが少し違いますが、ケージのレイアウトによって個体との距離感にそこまでの影響が出てくるのかどうか。
今回はそんな噂について、経験則に基づいた自身の考えを書いてみたいと思います。
登り木は気性を荒くするのか
まず初めに色々と自分なりに調べてみましたが、”登り木を入れるとヘビが荒くなる”という主張に明確な根拠は無いようです。
”自然の木に触れる事で眠っていた野生感覚が目覚める”などといった情報も見かけましたが、どれも憶測の域を出ていないというのが現状の様です。
結論から言って、私は”ケージ内に登り木を入れた事でヘビの性格が荒くなった”と感じた事は一度もありません。
自分が本格的に登り木を使用したのは、テキサスラットスネーク(※うどん)を飼育して4年目くらいの時期に”コルクブランチ”と呼ばれる木枝を入れた時です。
あれから約2年程経ちましたが、性格が荒くなるような事もなければ威嚇される事もなく、ハンドリング等も全く問題ありません。
シマヘビ(※シマじろう)の方も木枝を入れてからまだ日は浅いですが、今の所特に変わった様子は見られないです。
一般的にテキサスラットスネークもシマヘビも元々気性の荒い種と言われており、特にウチのシマヘビはWC個体です。
それゆえに野生感覚がモロ呼び覚まされそうなイメージですが、別段飼育初期に戻るような様子も無く至って普通です。
つまり現時点に於いて、私の飼育環境下では”登り木を入れた後にヘビの性格が荒くなった”という事は確認できていません。
これまでの経験から、俗言う都市伝説のような類ではないかというのが本音です。
ただこの話が全てデタラメかというと、あながちそうでもない部分もあると思います。
木に登っている時は不機嫌?
あくまで感覚の話になってしまうのですが、ヘビが枝木に居座っている時は割と周囲に神経を尖らせているような感覚を受けます。
毎度の事では無いのですが、なんとなく「あ、今は触らん方が無難だなぁー…」っていう雰囲気というか。
そもそもヘビが木に登っているのには何かしら理由があると考えられます。
例えば、”体温調節を行いたい場合”や”餌を探している場合”なんかです。
勿論ただ移動してるだけの時や、たまたま枝木の上で休んでる事なんかもあるとは思いますが、ヘビはあまり理由無く行動する生き物ではありません。
そんな空腹時や体温調節時に不用意に触れようとすれば、不機嫌になるのも当たり前ですよね。
あくまで憶測ではありますが、登り木がヘビの性格を荒くするのではなく、登り木にヘビが居る時というのはそっとしておくタイミングなのではないでしょうか。
そういう時につい構ってしまい威嚇され、「=性格が荒くなった」という認識が広まったのではないか、と個人的には考えてます。
シェルターを入れると慣れづらい?
次に”シェルターを入れるとヒトに慣れるのに時間が掛かる”という話ですが、これはあり得る話だとは思います。
隠れる所が無い分、人の目や生活の動きに早い段階で慣れていくからです。
ただ、正直普通にメンテナンスしていれば、大抵の爬虫類はその内慣れると思います。
WC個体でさえ慣れてくれましたので、接し方さえ間違えなければまず慣れます。
個体差はありますが、隠れる所が全く無い環境は生体にストレスを与える理由にもなり得ます。
考え方は人それぞれですが、個人的には遅かれ早かれ慣れるのであればストレス軽減の為にもシェルターは初めから入れといた方が良いかな、と思っています。
以上、「ヘビの性格がレイアウトによって変化するのか」についての私見でした。
私自身まだまだ経験が浅い為、今後経験を積む内に違う考えに行き着くかもしれません。
仮にそうなった時にはまた追記という形でご報告したいと思います。
生物飼育には色々な俗説があります。
それを信じる・信じないというよりかは今現在飼育しているペットをよく観察して、環境なりアイテムなりの相性を見つけてあげていく事が大切だと思います。
そういった意味合いでも爬虫類飼育を楽しんでいきたいものですね。
皆さんも色々なペットの為のレイアウト、是非楽しんで下さい♪
では、またw
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