閲覧注意!
本記事はショッキングな画像が出ます。どうぞ自己責任で閲覧下さい。
こんにちは、はえおーです。
去年から始めたデュビア繁殖、良い感じで殖えてきてました。
このまま軌道に乗りうまく良くかと思いきや・・・
デュビア大量死の理由
先日デュビアの様子を見ようと、飼育部屋に入ったところ異臭がしました。
梅雨時という事もあり湿気対策はしているものの、最近になって若干デュビアケージから匂いはしていました。
しかし今回の”ソレ”は今までの匂いとは比べ物にならないレベルの臭いで、部屋全体にその臭みが充満してました。。。
尋常じゃねー匂いだな・・・。これは何かヤバイ事なってるわ!!
そう確信した私はデュビアケージ一つ一つに鼻を近づけていきました。
すると、あるケージからすさまじい臭いが立ち込めてました!
ケージを取り出し恐る恐る中を覗いてみると、そこには惨劇が。。。
※デビュアの大量斃死画像になります。ご注意下さい。
ひっくり返っている個体は全て死んでおり、左右のシェルターをどかしてみるも、そこにもひっくり返ったデュビアの山!、山っ!!、山ぁぁっ!!!
\(^o^)/owata!!
以前も同一ケージ内で斃死がまとまって出た時に記事にした事はありますが、今回は比べ物になりません。
「言葉を失う」って言葉ありますが、生涯で初めてそれを身をもって体感したと言える瞬間でしたね。マジデ・・。
・・・しかしなんでこうなってしまったんだろう?
その後他のケージも全て見て回ったところ、上記コロニー程では無いにしろ、いくつかのシェルター内でもまとまった斃死が確認できました。
そしてそれらケージにはある共通点がありました。
そこで自分なりに、その共通点や思いあたる節を整理してみました。
そこから今回は大量斃死の原因を探っていきたいと思います。
斃死があったデュビアケージの共通点とは?
まず”斃死があったケージの共通点”、それは1~2日前にシェルターを”卵パック”から、”トリカルネットを丸めたもの”に交換したケージばかりである事に気づきました。
このシェルターは以前ネットでデュビア情報を収集していた時に、あるブログで紹介されていたものです。
通気性に優れ、ゴミも溜まりにくい上に半永久的に使用できるシェルターとして、そのアイデアに感銘を受けたのを覚えています。
私の地元は雪国なので冬季に温度が急激に下がります。
以前はエアコン管理でも中々温度が上がらないような環境だったので、今までは保温性に優れた”卵パック”を使用していました。
しかしこの梅雨時の湿度が中々下がらない状況に、通気性を重視したこちらのシェルターに移行しようと考え、順番に交換している最中でした。
そして今回この網シェルターに交換したコロニーから斃死が起きてしまう事となってしまったのです。
でも、正直この網シェルターに直接的な原因があるとは思えないんですよね。
デュビア飼育に於いてそれなりに普及しているであろう、この網シェルターについて悪い話は聞いた事がありません。
何より自分自身の中でこのシェルターの欠点らしい欠点が思い当たらないからです。
強いて欠点を挙げるとすれば、
② デュビアがシェルター下部に溜まりやすい。
上記2点くらいでしょうか。
①は斃死とは無関係ですし、②もそれがいきなり大量死に繋がるとは思えません。
では、なぜ死んでしまったのか。
次に自分の中で気になる点を整理してみました。
大量死に繋がった要因とは?
個人的に気になった点は以下の3点です。
順に解説したいと思います。
シェルターの特性
元々”卵パック”から”網シェルター”に交換しようとしたのは、”卵パック”が湿気を吸い過ぎボロボロで不衛生なのではないか、と思ったのが発端でした。
その点、網シェルターなら湿気を吸う事も無いので衛生的だと考えたからです。
でもこれ、裏を返せば”卵パック”が、ボロボロになるほど湿気を吸い取ってくれていたとも言えます。
つまり、元の環境自体が多湿過ぎたのではないか?と思うんです。
網シェルターが湿気を吸う事はもちろん無いので、その多湿過ぎた環境になってしまったんだと思います。
そしてその”多湿過ぎる主な原因は次の項目にある”のではと思います。
餌の与え方
餌は主にラビットフードを与えています。
自分の場合、ラビットフードをそのまま与えるのではなく水で十分にふやかし、その他の餌と混ぜ合わせて団子状にして与えていました。
恐らくこの餌の持つ水分がかなり湿度を上げていたんじゃないかと思います。
今まではその過剰な湿気を卵パックやデュビアの糞が吸い取っていてくれたんじゃないかと。
その吸い取ってくれていた物が一気に無くなった事により、ケージ内の湿度が大幅に上がってしまったと考えられます。
中央餌皿下に大量に死んでいたのはその為ではないかと思います。
※2020/10/8追記 ”餌と湿度”についてはこちらの記事も是非参照下さい。
過密過ぎる環境
これも大量死の一因ではないかと思っています。
デュビアの繁殖を目的にしていたので、殖えるようにと過密飼育で育ててきました。
餌の与え方で説明しましたが、餌は十分過ぎる程の水分を含んでいます。
それを食べていたデュビア自体も体内にしっかり水分を蓄えていたはずです。
そんなデュビアが死んだ事により、死んだデュビアの体液がさらに湿度を上げたんだと思います。
そして過密気味で尚且つ、網シェルター下部にデュビアが大量に集まっていた為、雪崩式で次々死んで言ったんじゃないかと推測します。
寿命による衰え
デュビア飼育を初めて1年弱程度になります。
デュビアの寿命は、メスが2年、オスが1年程度と言われています。
写真でもある程度確認できますが、死んでいたのはほとんどオスでした。
寿命が近づき衰えていたデュビアから、次々死んでいったのではないでしょうか。
まとめ
これまでの推測から大量死の理由を簡単にまとめます。
おおまかですが、恐らくこんなところではないでしょうか。
良かれと思ってシェルター変更をしたのですが、裏目に出てしまったようです。
用意する環境と与える物の組み合わせを全く考えていませんでした。
かなり痛い経験でしたが、次に活かしたいと思います。
個人的には”卵パック”から”網シェルター”へ将来的には移行したいと思っています。
それは”網シェルター”のメリットの方が大きいからです。
しかしその為には、与える餌と環境をもう一度考えなければいけませんね。
今回改めて湿度がデュビアにとってどれだけ大敵か身に染みました。
デュビアを飼育している皆さんも、デュビアケージの湿度、特に梅雨時には十分注意されて自分のようにはならない様に気を付けて下さい!
では、また。
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