こんにちは、はえおーです。
ここ最近順調に増えていた子デュビアですが、先日餌やりでケージを覗いてみると・・・
え・・?
なにあれっ?
もしかして死んでる!?( ̄□ ̄;)マジデ?
・・・よーく見てみました。
_l ̄l●lll
赤で囲った個体が召されたデュビア達です。今までこんなに一気に死ぬ事はありませんでした。
基本的に部屋全体をエアコンで20℃設定に保ち、パネルヒーターで温度の底上げをしています。
ケージ内温度は、低い場所で約20℃、高い場所で約25℃位です。
ケージを管理している部屋全体の湿度は45%程度でした。
ちょっと1匹ずつ、しっかり見ていきます。
(※一番左の頭の無い個体は撮り忘れていましたので3匹になります。(-“-;)スミマセン・・・)
死んでしまったデュビア達
・1匹目
餌皿の上で見事に下半身を他のデュビア達に齧られていました。
生きている時に襲われたのか、死んだ後に齧られたのかどうかは不明ですが、生きてる個体をここまで盛大に齧るようなら他にも被害が出てると思うので、恐らくは死んだ後に齧られたのではないかと思います。
※撮り忘れた左の頭の無い個体も同様に、死んだ後に齧られたのではないかと考えてます。
・2匹目
外見上の欠損は全く無い綺麗な雌個体でした。
お腹はぷっくりしており、死んで間もなかった個体なのか臭いもありませんでした。
注意深く観察しましたが、ダニもついている気配は無く、他のデュビアに襲われた痕も無かったです。
死因の特定は難しいですが、情報を頼りに考えられるのは「弱った個体」で自力起き上がることが出来ず死亡、もしくは”湿度”なのかなぁ・・・と。
・3匹目
個人的に一番気になった個体です。
大きさは約2㎝程の個体だったのですが、赤丸で囲った箇所をよく見ると糞が途中まで出てる状態で死んでます。
糞詰まり?で死んだんでしょうかね?そんな病気とかあるのかな・・・・??
その後、気になったのでコロニー全体を念の為確認してみましたが、これ以上の斃死個体はひとまずありませんでした。
デュビアの主な死因
まずデュビアの死因と言われている主な理由をネットで調べてみました。
すると、下記が大体の原因として挙げられていました。
現環境とあわせてそれぞれ考察してみたいと思います。
高湿度
この中でも一番死因の理由に多く挙げられていたのが、①の「高湿度」でした。
デュビアは高湿度に弱く、環境によっては全滅する事もあるとか。
また、1匹が死ぬ事でその体液がまた湿度を上げてしまうらしく、その影響で他の個体が死ぬ→その影響で他の個体が・・・って感じの悪循環に陥いって大量死する事もあるそうです。
ただ、「なぜデュビアが湿度に弱いのか?」・「湿度何%以上だと危険なのか?」というような具体的な理由については分かりませんでした。
しかしこの”高湿度”に関して環境的には心当たりがあります。
餌は普段メインでラビットフードを水でふやかした物を与えているんですが、水分不足を気にする余り完全に水でふかした物を与えてたんですよね。
絞れば水分が出てくる位に。
なので餌を食べてる間とその糞をした後は、一時的に湿度は結構上がったんじゃないかと。
これが今回の死因になっている可能性はあるかと思います。
水分不足
この「水分不足」も気を付けるべき点として挙げられていました。
低湿度環境を目指すあまりに、デュビア自体が水分不足を起こして調子を崩すそうです。
また、水分が不足気味だと羽齧りなどが起きやすい?、といった情報もありました。
これに関しては恐らく問題無い、と思うのですが・・・どうなんでしょうか。
先にも述べましたが、ラビットフードを極限までふやかして水を吸わせていたので、給餌の際にかなり水分自体は補給されていたと思うんですが・・・。
ただそれでも羽を齧られたのか、羽欠けは結構見受けられたので足りなかったのか・・・?
過密状態での飼育ですので全体に餌(水分)が行き渡って無く、十分に給餌出来なかった個体が脱皮直後の個体を狙う可能性はありそうです。
ちなみに脱皮中の個体に、他の個体が脱皮直後の羽付近に寄っているのを見た事はあります。
殺虫剤
これは誤って殺虫剤成分のあるものを食べさせてしまったり、散布してしまう事で死なせてしまう事のようです。
例えば「小バエの駆除に”バポナ”吊るしてしまった」、「洗浄が不十分で餌野菜に農薬がついていた」などなど。
これは無いですね。
生野菜を与える時は常に洗ってからある程度干した物を与えてますし、薬関係は他のペットも居ますので基本的に使用した事がありませんので。
また余談ですが、デュビアを飼育していると環境によってダニが大量発生する事があるそうです。
そんな時にダニ用の駆除薬を使用してその後の洗浄等が不十分だった事により、「デュビアもダニもろとも死なせてしまう」というケースが結構あるようですので気を付けたいところです。
寄生虫
ここでいう寄生虫とは、主に「コナダニ」を指すようです。
ちなみにこの”コナダニ”は吸血しないタイプだそうで、デュビアに悪影響があるのかは不明です。
ただ他のダニがこの”コナダニ”目当てで集まってきたり、”コナダニ”がデュビアの餌を食べたりと、居て良い事は無いぽいですね。
この”コナダニ”ですが、温度約25℃~28℃位、湿度約60%~80%位の環境で大量発生するそうです。
一応、湿度は常に40~50%」程度に保ってますので、今の所は目立って発見した事は無いです。
これも今回の死因とはあまり関係ないかと思います。
寿命
デュビアの寿命は、
・雄=約1年
・雌=約2年
だそうです。
今回死んでいたコロニーは、成虫前のサイズだけまとめて通販で買ったものなので、寿命というのはちょっと考えにくいですね・・・。
死んでいる個体の中には、成虫ではない個体も含まれてましたしね。
その他の理由
他に、調べた中であまり有名ではないものの、原因として挙げられていたのも併せて載せておきたいと思います。
・雄の比率が高すぎると互いに殺しあう
・劣勢遺伝(扁平など)により短命な個体
・過密過ぎによるストレス
上記の理由も死因となる事があるっぽいです。
死因対策と今後の課題
今回調べた中で死因の中で斃死に関係ありそうなのはやはり”高湿度”でしょうか。
水気が多すぎる餌だった為に、特定の状況下で弱って死んでしまった可能性はありそうです。
対策として、
・ふやかすラビットフードの水分量を調整する
・卵パックに穴を開けて通気性を上げる
・パネルヒーターの温度を若干上げる
という3点をやってみようと思います。
あと、なんとなくですが「過密飼育の弊害」によるところが大きいような気がしてます。
羽欠け個体を度々見かけるのは、密集し過ぎな感があるからです。
なので今後はあまり過密し過ぎないようケージを増やして、数を調整・分散させていきたいですね。
それに卵パックとかではなくてやはり自然に近い環境を再現したほうが、デュビアにとって良かったりするんじゃないかとも思います。
スペースや環境に余裕が出来たら併せて検証していきたいです。
それでは今回はここまでで。
では、また!
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