デュビアの扁平は成長と共に直るのか?検証します!【最終章】

脱皮直後のデュビア デュビア
本記事は扁平になってしまったデュビアが成虫まで成長する過程で、扁平が直るのかどうかを検証する記事となります。
1㎝弱サイズから成虫になるまでの記録を紹介していきたいと思います。

 

こんにちは、はえおーです。

 

”扁平デュビアが成長するにつれて扁平が直るのかどうか”、検証を始めて約5ヶ月経ちました。

 

前回観察した時は成虫は増えているものの、全体の餌食いが落ちていたり卵鞘がケージ内に落ちていたりと、少し不安を残す結果で観察を終わりました。

メスがしっかり卵鞘を出産するまで守っていてくれないと、子デュビア達は産まれて来る事が出来ません。

 

果たして、産卵はされているのか? 子デュビアは産まれているのか

 

はたまた、やはり扁平デュビアでは繁殖自体難しいのか

 

今回はそこに注目してみたいと思います!

 

※前回記事をまだ読んでない方は、そちらも見て貰えるとより楽しんで頂けると思います♪

 

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 扁平デュビアに噂されるデメリットまとめ

 

・ 寿命が短い。
・ 引っくり返ると起きあがれない。
・ 成虫になっても奇形になりやすい。
・ 扁平になった個体は直らない。

 

それでは早速見ていきます!

 

 

ぱっと見では問題無さそうです。

前回のようにいきなり死んでしまった個体がいなくて多少安心しました(-。-;)

 

餌も多少残ってますが、しっかり食べられています。

 

 

そして卵パックをめくってみると・・・

 

 

もうしっかり成虫になった個体がワサワサとw

 

多少の扁平の影を残しているように見える個体もいますが、どの個体も立派に育ったようです。

 

また、よくよく中央部分を見てみると・・・?

 

赤丸箇所

 

チビデュビアの姿が!w

 

どうやらちゃんと産卵していたようですねw

その後、他のパックもどんどんめくってみると子デュビア達がしっかり産まれているのが確認できました。

 

 

正確な匹数は数えていませんが、健康体なデュビアと同様にしっかり殖えて(産卵)いるようでした。

 

つまり扁平だったデュビアでも繁殖は問題無く出来るという事だと思います。

 

さて、ここで一つ気になるのが産まれてきた子デュビア達の様子です。

一説によると、扁平は遺伝するという話があります。

その為、ブリーダーによっては扁平デュビアを見つけ次第、即取り除くそうです。

 

そこで今回産まれたてのデュビアを観察してみて、遺伝により扁平になってしまっているのか、確認してみたいと思います。

まだ産まれたてで体が小さく糞と共にゲージ下部に落ちた子デュビアを、ふるいにかけて透明パックに集めてみました。

 

産まれた子デュビアは扁平ばかりなのか

 

では、どうぞ!

 

 

もう一つの別画像も載っけてみます。

 

 

・・・どうでしょうか?

 

あくまで所感ですが、ザ・扁平!っていうような個体はあまり居ない様に見えます。

中には扁平気味の子デュビアも居るようですが、この程度は健康体のデュビアから産まれる扁平体と数的にはあまり変わらないように感じます。

 

この事から、個人的には扁平個体とその遺伝性については相関関係に乏しいのではないかと思います。

 

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さて、今回は扁平デュビアの産卵とその子デュビアについて観察しました。

 

半年程続けたこの企画?ですが、当初予定していた幼虫⇒成虫⇒交尾・産卵⇒孵化までの流れは今回で全て確認する事となりました。

 

そこでこれまでの経験を元に、扁平デュビアについて個人的な感想を簡単にまとめてみたいと思います。

 

扁平とは栄養(水分)不足状態の個体がなりやすい。

・栄養(水分)を十分に摂取させていけば扁平は改善可能

・扁平≠遺伝であり相関関係に乏しい。

 

全ての扁平個体が当てはまるかは分かりませんが、どうも扁平個体というのはしっかり餌を食べれていない個体に多いように思います。

または元々個体差により、他より生存競争に於いて劣る個体なのかもしれません。

 

扁平個体の寿命が短いというのも「個体差により元々弱い個体」か、「栄養不足により弱っている個体」の為ではないかと思います。

 

そして前者に当てはまる個体は成虫になる前に死んでしまう可能性が高いと感じます。

 

事実、今回の検証に於いてもそこまで過密でもない環境なのに全然成長していないデュビアが何匹か見られ、大体そういう個体は次に観察する頃には死んでしまっている事が多かったと記憶してます。

 

※今回見つかった斃死デュビア。この中にも成長で劣っているデュビアが何匹か見受けられます。

 

ただ栄養不足により扁平になってしまったデュビアに関しては、その後しっかり給餌されていけば扁平が直る可能性が多いにあると感じました。

多少奇形になりやすいのかもしれませんが、成虫までしっかり成長させれば気にならないレベルまで直す事が出来ると言えると思います。

 

※元々扁平気味だったデュビア達。

 

ちなみに今回扁平デュビアを育てた環境に興味のある方は下記記事をご覧下さい。

 

(※自分が普段飼育している環境を紹介・おすすめした記事になります)

 

ひとまずこれで初め予定していた流れまでは終わりましたが、今後は孵化したデュビアが成虫になるまでを観察し、きちんとした体型のデュビアになるのかどうか?見ていきたいと思います。

 

もしかすると飼育環境に左右されずに、遺伝による扁平が出てくるかもしれませんのでそこに注目しながら観察したいと思います。

 

これまで見てくれた方、ご興味ある方はぜひ今後も見に寄って下さいね!

最後に自分の中で答えをひとつ完結させて頂いて終わろうと思います!

 

扁平デュビアの大部分は環境により直す事が出来る

 

では、またw

 

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