こんにちは、はえおーです。
今回はタイトルの通り、「ヘビを飼育するにはどの位の初期費用と維持費が掛かるのか」をお話したいと思います。
このブログでは、個人の経験則からヘビをおすすめのペットとして紹介しています。
それは数ある爬虫類の中でも、比較的手間が掛からずに必要最小限な設備で飼育が可能だからです。
しかしそうは言ったものの、実際ヘビを購入して飼育していくには実際どれだけのお金が掛かるのでしょうか?

飼育を始めてみたいけど、お金が掛かり過ぎるのはちょっと…。
そんな方に自身の経験則からどのくらいの費用・維持費が掛かるのか、ご紹介したいと思います。
ヘビ飼育に興味ある方や、飼育にどの位のお金が掛かるのか気になる方はぜひ見ていって下さいね!
飼育に必要な初期費用
初めに、飼育する前の準備の為に掛かる初期費用をご説明したいと思います。
ヘビを飼育する為に、まずは飼育用品が必要になりますよね?
それらをざっくりご紹介すると大体こんな感じです。
② 暖房器具
③ サーモスタット
④ 温度・湿度計
⑤ 水入れ
(※それぞれの飼育用品の説明は別記事に詳細を書いてますので併せてご覧になって下さいね!)
上記5点はそれぞれヘビを飼育するのに最低限必要になってくる物です。
つまり、飼育用具代金+生体本体代金=初期費用となります。
※飼育用品はその大きさや性能差によって値段が変わってきますが、今回はポピュラーなペットスネーク(コーンスネークやボールパイソンなど)を前提に、器具は揃えたらそのまま終生飼育可能な環境で考えていきたいと思います。
飼育用ケージ
飼育用のケージですが、ここでは汎用性の高い”爬虫類専用ケージ”で考えたいと思います。
サイズは一般的な大きさの”600×450×450”を想定します。
様々なメーカーから販売されていて値段もピンキリですが、上記60㎝サイズであれば大体15,000~20,000円位を見てもらえれば十分かと思います。
暖房器具
爬虫類用の保温器具は数多く販売されていますが、ヘビの飼育に必要な保温器具は主に次の2種類になります。
それは”ケージ全体を暖めるタイプ”と”ケージの底面一部分を暖めるタイプ”の物です。
ここではそれぞれ保温器具として有名なもの且つ、信頼性の高いヒーターを基準として、全体タイプは上部型ヒーターの「暖突」、一部分のタイプは底面ヒーターの「マルチパネルヒーター」とします。
これらの器具はそれぞれケージの大きさに合わせた各サイズが販売されています。
60㎝のケージサイズであれば、
暖突Mサイズ ⇒約6,000円程
マルチパネルヒーター16Wサイズ ⇒約4,000円程
合わせて、約10,000円前後を想定してもらえればと思います。
サーモスタット
一般的に暖房器具を使用する際は生体に適した温度を保つ為、ケージ内温度自動で調整してくれる「サーモスタット」の存在が必要不可欠になります。
サーモスタットは液晶タイプ・ダイヤルタイプや性能などによって価格が上下しますが、こだわりが無ければダイヤル式のサーモスタットでも十分です。
ダイヤル式は安価なので約4,000円程度で購入出来ます。
液晶タイプであれば約10,000円前後になります。
温度計・湿度計 と 水入れ
ケージ内の温度・湿度を把握する必要があるので温湿度計を用意します。
選ぶ際は一つで温度計・湿度計両方の機能を併せ持つタイプのものが便利です。
こちらも表示がアナログ式・デジタル式などで価格差がありますが、正確な温度と湿度が測れるならどちらでもかまわないので、個人的には安価なアナログ式で十分だと思います。
価格は約800円程となります。
「水入れ」は”爬虫類専門のタイプ”のものや”タッパー”を使います。
レイアウトを重視するのであれば爬虫類用の水入れ、そうでなければタッパーでも十分です。
爬虫類用の水入れであれば約1,000~2,000円程度、
タッパーであれば100円ショップで販売されている200~300円程度で販売されているサイズで十分収まります。
サイズは生体の大きさに合わせて、ヘビの全体が浸かれるサイズを選んで下さい。
それぞれをまとめると、
飼育ケージ = 20,000円
暖房器具 = 10,000円
サーモスタット= 4,000円(※液晶の場合10,000円)
温度湿度計 = 800円
水入れ = 2,000円
合計 = 36,800円
この他に給餌用のピンセット等を揃えたとしても、40,000円前後で必要な飼育用具をほぼ揃える事が出来そうです。
ペットを飼育をする上での初期費用としては、比較的安い部類だと思います。
生体代金
最後は生体本体の代金になりますが、これはもう本当にピンキリです。
これはペットスネークに限らず爬虫類全般に言える事ですが、同じ種類の爬虫類だとしても、模様や色身の違い(モルフ)によって値段が大幅に変わるからです。
価格で決めるも良し。見た目で決めるも良し。性格で決めるも良し。
是非気に入った個体を選んで下さいね!
以上が”初期費用”のお話でした。
高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだと思いますが、個人的にはペットを飼育する上での初期費用としては割と安めではないかなと思います。
では次にヘビを飼育すると、1ヵ月にどれ程の維持費が掛かるかを説明したいと思います。
飼育に必要な維持費
維持費に掛かる主な費用は以下の3点です。
② 餌代
③ 消耗品代
どれもペットを飼育する上で必要な費用になります。
特に爬虫類は自分で体温調整が出来ない為に保温器具が必須になります。
その分、他のペットに比べて維持費(主に電気代)が高めになりやすいです。
では実際はどの位の費用が掛かるのでしょうか?
それぞれ見てみましょう。
電気代
やはり一番気になるのは費用は電気代です。
先に述べたように、爬虫類であるヘビは保温器具が必須で常時稼動させておく必要があります。
また、保温器具は全て常時稼動させる必要があります。
それでは「マルチパネルヒーター 16W」と「暖突 M」を、1ヶ月間フル稼働した時の費用を出してみたいと思います。
◆マルチパネルヒーター16W
0.016 × 24時間 × 23円(1kw)= 約9円
9円 × 31日(1ヶ月) = 約279円
◆暖突 M
0.032 × 24時間 × 23円(1kw) = 約18円
18円 × 31日(1ヶ月) = 約558円
279円 + 558円 = 合計837円
上記のように、1ヶ月の電気料金は約837円程度掛かる見込みです。
ちなみにこの金額は全保温器具がフル稼働してる事を想定した金額ですが、サーモスタットによって保温器具の通電を自動で調整しますので、実際はもう少し安くなると思われます。
餌代
ヘビの餌は基本的に冷凍マウスである事がほとんどです。
冷凍マウスはサイズによって値段が変わってきます。
販売元によっても値段に差異がありますが、今回は爬虫類ショップとして有名な”爬虫類倶楽部”さんの提供価格を基準にします。
また、ヘビも成長によって食べるサイズと食べる回数が変化しますので、以下のように仮定します。
≪1回の給餌毎にマウス2匹与える事を想定≫
・ベビー期 ⇒ ピンクマウスを毎週2~3回給餌
・ヤング期 ⇒ ホッパーマウスを毎週1~2回給餌
・アダルト期 ⇒ アダルトマウスを隔週1~2回給餌
◆ヘビのサイズ別◆
【ベビー期】
・1ヶ月約16~24匹 × 170円(1匹) = 2,720~4,080円
【ヤング期】
・1ヶ月約8~16匹 × 300円(1匹) = 2,400~4,800円
【アダルト期】
・1ヶ月約2~4匹 × 500円(1匹) = 1,000~2,000円
上記の仮定だと、一番餌代が掛かる時期のヤング期で1ヶ月約4,800円程度掛かる計算になります。
消耗品代
最後は消耗品代です。
ただ消耗品といってもヘビの場合、ほとんど消耗品に該当するものが無いと思います。
強いて挙げるならば、床材と飲み水くらいでしょうか?
仮にキッチンペーパーを床材とした時に、交換するタイミングは糞・尿酸を出した時になります。
餌を与えた後に糞などをする為、餌の頻度と同一とみたとしても60㎝ケージサイズであれば、1ヶ月で1ロール(50カット)消費するかどうか程度です。
キッチンペーパー1ロールで約100円前後でしょうか。
飲み水の使用量ですが、これも地域やメーター口径によって差異があるようです。
ただ、おおよその目安として「水1ℓ=0.24円」位だそうです。
飲み水は毎日交換しますが、仮に1ℓの水を毎日消費したとしても、
0.24 × 31日(1ヶ月) = 約8円です。
それぞれを合計すると、多く見積もっても1ヶ月約108円程度の出費となりそうです。
維持費もそれぞれまとめてみます。
電気代 = 837円
餌代 = 4,800円
消耗品代= 108円
合計 = 5,745円
1ヶ月の飼育維持費は約5,745円前後になりそうですね。
今回ヘビの飼育に掛かる費用を出してみましたが、いかがだったでしょうか?
高いと感じましたか?安いと感じましたか?
これからペットスネークの飼育を考えてる方の助けに少しでもなれば幸いですw
良ければ私の飼育しているヘビ達の記事もありますので、ご興味があればぜひそちらも見ていって下さいね♪


では、またw
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